委託の話がなくなりそうになった時に考えた事

新生児委託の話が来た時、すごく嬉しかったです。ありきたりですが、それ以外の言葉が思い浮かばないのです。

ですがその裏側では、お母さんと暮らせない赤ちゃんが一人増えたという事。
子供を手放さなければいけない状況に置かれている母親や父親がいる。

あまりに嬉しくて、そちら側に目を向けるのを忘れてしまいそうになります。

この子を産んでくれた母親に感謝しています。出来る事なら、自分で育てたいと思っていたと聞きました。その時は、委託の話がなくなるかもしれないんじゃないかって、寂しい気持ちになりました。でも、それぐらい大事に思ってくれている事がわかって良かった。うん、本当に良かったよ。

実親が育てられる事になれば、子供にとってそれは一番いい事だし、我が家に来る事になっても、生まれてくる子供の事を大切に思ってくれていた母親から生まれてくる子を、私たちがそれに負けないぐらいの愛情で育てていく。

告知の日が来た時にもこの子の母親はあなたの事をとても大事に思っていた、出来れば自分で育てたいと思っていたのだと伝えてあげる事ができる。

どちらも良い結果。

でも、委託の話が無かった事になれば、素直な気持ちとして、やはり残念さは残ります。もし、そういう結果になれば、主人はハワイ旅行に行こうよ!と言ってくれていました。

申し込みはしないにしても、旅行の計画を真剣に考えていたようです。

うちにこの子が来て3ヶ月経過した頃、実母さんから預かったと、手紙と、この子に向けた手紙と私たちへの手紙を児相の担当者経由でもらいました。生まれたばかりのこの子を抱っこする実母さんの写真もありました。

そこには、私たちへの感謝の気持ちと、そして3人で幸せになって欲しいと綴られていました。

この子の母親が、この女性で本当に良かったと。涙がこぼれるのを我慢するのが必至でした。いつかこの子にこの手紙と写真を見せる日が来ます。それまでタイムカプセルのように大事に保管しておくことにします。