特別養子縁組で子供を迎えるのに理由はいるのか?



「どうして特別養子縁組で子供を迎えたいと思ったの?」とよく聞かれます。子供を迎えたいと思った事に、特別な理由はありません。

 

だって結婚して、子供をつくるのに特別な理由なんてないじゃない?どうして、特別養子縁組で子供を迎える事に理由がいるの?

 

自分でも、なぜ理由を求められるのかってわかってるんだよね。

だったら何でそんな事言うの?って事になるのですが、なんか私、めんどくさい人になってきた感じだね。

 

みんなが理由を尋ねる訳はそれは、自然な形ではなく、特別な形を選んだから。そして、みんながしない道を選んだから。

例えば、大学卒業して、就職ぜずに起業したり、アルバイトしたりしていたらどうしてなの? という事になる。まぁ、それと同じ感じかな。よく人に理由を聞かれるけど、理由はないです。

 

特別養子縁組は、子供のための制度。子供の幸せのための制度。子供のいない夫婦のための制度ではありません。

だから、実子が居てもなんら問題ないんです。むしろ、兄弟がいたり、子育て経験のある家庭に入る事は子供の幸せって側面から考えれば、メリットかと。(民間の斡旋機関では、実子がいると委託してくれないところもあるようです)

 

子供がいなくて、特別養子縁組で欲しいと願ってもそういった理由では迎える事はできないんだけど、私の本当の気持ちは、子供がいないので、(特別養子縁組で)欲しいでした。制度の本質からいうと、これはNG。

でも、多くの里親登録している人たちの気持ちはそこから始まったに違いないと思っています。みんな、子供の幸せのために、なんとかしなきゃ!という思いで里親登録(特別養子縁組をするための研修を受ける事)をする人は少数派だと思っているんです。

 

だって、同じように里親登録をした仲間の中には、殆ど子供のいない夫婦っていうのが事実。強く望まれてその家族に入り、大切に愛情に満たされ育っていく。結果、子供の幸せにつながっていくんだと思う。私は子供がいなくて、特別養子縁組で欲しいっていう考えはダメじゃないと思うんです。

 

「朝が来る」という特別養子縁組をテーマにした、辻村深月さんの小説があります。

 

朝が来る (文春文庫) 辻村 深月 (著)

その小説の中で、旦那さんが、特別養子縁組について決心をした理由についてこんな風に表現されていました。

「うちには幸い、父親の役割ができる人間と母親の役割ができる人間の両方がいて、子供を育てるための環境がある。この環境が役にたつなら、使ってもらうのもいいんじゃないかなと思ったんだ。そんな理由じゃダメかな。」

朝が来る 辻村深月 (文春文庫) 110ページから引用

この文章を読んだとき、私は、あれ?なんかキレイな表現、模範解答だと思いました。この夫婦よっぽど、特別養子縁組で受け入れの完璧な条件が揃ってるんやなって思いました。

 

実際、この小説の夫婦は、経済的にも豊かな環境でした。まだ40代前半だったかな。40代前半って年齢は高いように思うかもしれませんが、特別養子縁組を希望する夫婦は、不妊治療をあきらめてから考える人が多いので、40代前半となると、まだ若い方なのです。本当に条件の揃ったお手本みたいな夫婦がねそうだなぁ、ちょっと良い言い方が思いつかないんだけど、上から目線で言っているような感じ。

 

ところで、この小説はとても良かったんですよ。自分と被るところ、これは違うなってところそれぞれ共感できるところが多かったです。そして、子供を迎えた夫婦の私たちが決し知る事のない実親のその後の世界が深く描かれていて、そこは大変興味深かったです。

 

ただ欲しいだけじゃダメですか?

私は感情から先に入ったので、そこに理由はないです。ただ子供が欲しいと思っただけです。特別養子縁組の申請書にはなんか忘れましたが、きれいに取り繕って書いて提出したと思います。

 

だけど、理由があるとすれば、この小説の中の表現がベストじゃないかなぁと思いました。ちょっと上から目線ですが・・・

 

現実として、特別養子縁組で子供、特に新生児を望んでいる夫婦はとても多いけど、みんな完璧な条件を満たせているわけではなく、どこの夫婦も、ちょこっと欠けているところがあったり何か問題があったりするのだ。それは、年齢であったり、親族の理解であったり、健康の問題であったり経済的な問題であったり、誰もが、完ぺきではない。でもさ、人間ってそんなもんですよね。

 

どうして特別養子縁組で子供を迎えたいと思った?に関して質問者は、そこに物語を期待していると感じます。やっぱり、特別養子縁組で、血もつながっていない子供と親子になる決心をした事。何か特別なドラマチックなストーリーがあるんじゃないか?その決意に至る物語を求められているような気がするのです。

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